今回は、先行節の動作が手段や方法、理由となって、後続節の動作や状況が生じるときに使う「(으)ㅁ으로써」をご紹介します。文脈によって「~で」「~によって」と訳すことがあります。
動詞の名詞形 -(으)ㅁ に手段や方法を表す助詞 「~으로써」 がついたことばです。
「~(으)ㅁ으로써」 は手段や方法を表します。
「~(으)므로」 は原因や理由を表します。
それでは、例文をみていきましょう。
名詞の後に来る(으)로써 と(으)로서 は形は似ていますが、意味が違います。
(으)로써 道具 手段 方法
싸우지 말고 대화로써 문제를 풀어 가도록 합시다.
喧嘩せず、対話で問題を解決しましょう。
(으)로서 地位 身分 資格
친구로서는 좋지만 배우자로서는 별로예요.
友達としてはいいですが、配偶者としてはイマイチです。
動詞の名詞形 -(으)ㅁ に手段や方法を表す助詞으로써 がついたことばです。
이번 수술이 성공을 함으로써 희망을 갖게 되었다.
今回の手術が成功したことで、希望をもつようになった。
부모 자신이 어린이의 학습현장에 직접 참여함으로써 교육의 더 높은 효율성을 얻게 되었다.
両親が子供の学習現場に直接参加することで、教育のより高い効率性を得ることができた。
협상을 타결 지음으로써 정부의 예산 지원도 순조로울 것으로 보인다.
協議の妥結により、政府の予算支援も順調になるものと思われる。
협상 交渉、協議
타결 妥結
타결 짓다 妥結する
짓다 のㅅ 脱落については
예산 予算
지원 支援
순조롭다 順調だ
운전면허 시험에 떨어진 것이 이번으로써 두 번째다.
運転免許の試験に落ちたのは、今回で2回目である。
なにかお役に立ちそうな単語や表現はありましたでしょうか(;’∀’)。
ご覧いただきありがとうございました。